特別養護老人ホームの給料
2022年6月の給料が振り込まれた。
特別養護老人ホーム、介護職 8年目。
総支給額 26万9,694円
手取り 20万3,778円
夜勤3回、残業なし、処遇改善2万6,600円込み。
処遇改善内訳
介護職員処遇改善加算+介護職員等特定処遇改善加算上乗せ分=1万4,700円
介護職員処遇改善支援補助金分=5,500円
その他=6,700円
その他というのは事業所のある自治体からの「コロナ見舞金」だと聞いている。
数ヶ月前に「お知らせ」はあったが、この6月に支給されたようだ。
金額はともかく、臨時収入は嬉しい。
そのおかげで、2022年2月以来4ヶ月ぶりに手取り額が20万円を超えた。
基本給は18万9,600円。
夜勤手当は1回 6,000円。
介護福祉士の資格手当は、5,000円になる。
昇給は55歳で打ち止め
基本給16万円台からスタートして、8年目で基本給 18万9,600円。
うちの施設は55歳で昇給はストップ、もしくは三分の一程度になるので、現在50代の自分は定年年齢までに基本給が20万円に届くかどうかはギリギリだ。
過去記事
↓
介護職8年目の昇給額を公開
「高年齢者雇用安定法」の改定で、2025年4月から定年制を採用しているすべての企業において65歳定年制が義務となる。
高年者雇用安定法第9条によると、定年年齢を65歳未満に定めている事業主は「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置を実施する必要があるとされている。
うちの施設ではこのうち「65歳までの継続雇用制度の導入」をすでに行っているが、これだと60歳定年の時点で継続雇用制度を利用しない人も出てくる。
人員を確保する目的でいえば、定年年齢を現在の60歳から65歳に引き上げた方が良いのではないかという意見もあるそうで、施設長の話では「65歳までの定年の引上げ」も検討中とのことだ。
仮に定年年齢が65歳になったとしても、昇給がストップする年齢が変わらないので、収入面ではプラスにはならないだろう。
すでにこの「継続雇用制度」を利用して定年後も働き続けている同僚の話によれば、プラスどころか給料は減るらしい。
もちろん、定年後の継続雇用の場合でも仕事量が減るわけではないし夜勤も当然ある。
うちの施設の場合、昇給がストップする55歳が給料の上限、頭打ちのようだ。
公務員も55歳で基本昇給ストップだが、民間の会社では定年まで定期昇給がある所があったり、40歳程度から上がらなくなる会社、そもそも年功序列制度を採用していない会社など様々ある。
介護の仕事にしても事業所によって給料体系は様々だ。
自分の場合、昨年の年収が 338万3,024円(令和3年度)なので、55歳まで多少昇給があったとしても、定年までに年収 400万円に届くことはないだろう。
年金は0.4%の減額改定
2022年(令和4年)度の年金額は昨年度から0.4%の減額改定となった。
これで2021年度に続き、2年連続の減額だ(令和3年度は0.1%の減額改定)
今回の改定では、2018~2020年度の現役世代の「実質賃金変動率」がマイナス0.4%、2021年の「物価変動率」がマイナス0.2%だったため、より低い方の「賃金」に合わせて年金支給額が 0.4%のマイナス改定になった。
これは2016年(平成28年)12月に成立した「年金改革法」(正式名称は「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律」通称「年金カット法」)のためだ。
処遇改善内訳
介護職員処遇改善加算+介護職員等特定処遇改善加算上乗せ分=1万4,700円
介護職員処遇改善支援補助金分=5,500円
その他=6,700円
その他というのは事業所のある自治体からの「コロナ見舞金」だと聞いている。
数ヶ月前に「お知らせ」はあったが、この6月に支給されたようだ。
金額はともかく、臨時収入は嬉しい。
そのおかげで、2022年2月以来4ヶ月ぶりに手取り額が20万円を超えた。
基本給は18万9,600円。
夜勤手当は1回 6,000円。
介護福祉士の資格手当は、5,000円になる。
昇給は55歳で打ち止め
基本給16万円台からスタートして、8年目で基本給 18万9,600円。
うちの施設は55歳で昇給はストップ、もしくは三分の一程度になるので、現在50代の自分は定年年齢までに基本給が20万円に届くかどうかはギリギリだ。
過去記事
↓
介護職8年目の昇給額を公開
「高年齢者雇用安定法」の改定で、2025年4月から定年制を採用しているすべての企業において65歳定年制が義務となる。
高年者雇用安定法第9条によると、定年年齢を65歳未満に定めている事業主は「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置を実施する必要があるとされている。
うちの施設ではこのうち「65歳までの継続雇用制度の導入」をすでに行っているが、これだと60歳定年の時点で継続雇用制度を利用しない人も出てくる。
人員を確保する目的でいえば、定年年齢を現在の60歳から65歳に引き上げた方が良いのではないかという意見もあるそうで、施設長の話では「65歳までの定年の引上げ」も検討中とのことだ。
仮に定年年齢が65歳になったとしても、昇給がストップする年齢が変わらないので、収入面ではプラスにはならないだろう。
すでにこの「継続雇用制度」を利用して定年後も働き続けている同僚の話によれば、プラスどころか給料は減るらしい。
もちろん、定年後の継続雇用の場合でも仕事量が減るわけではないし夜勤も当然ある。
うちの施設の場合、昇給がストップする55歳が給料の上限、頭打ちのようだ。
公務員も55歳で基本昇給ストップだが、民間の会社では定年まで定期昇給がある所があったり、40歳程度から上がらなくなる会社、そもそも年功序列制度を採用していない会社など様々ある。
介護の仕事にしても事業所によって給料体系は様々だ。
自分の場合、昨年の年収が 338万3,024円(令和3年度)なので、55歳まで多少昇給があったとしても、定年までに年収 400万円に届くことはないだろう。
年金は0.4%の減額改定
2022年(令和4年)度の年金額は昨年度から0.4%の減額改定となった。
これで2021年度に続き、2年連続の減額だ(令和3年度は0.1%の減額改定)
今回の改定では、2018~2020年度の現役世代の「実質賃金変動率」がマイナス0.4%、2021年の「物価変動率」がマイナス0.2%だったため、より低い方の「賃金」に合わせて年金支給額が 0.4%のマイナス改定になった。
これは2016年(平成28年)12月に成立した「年金改革法」(正式名称は「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律」通称「年金カット法」)のためだ。
「年金改革法」では、例えば物価が上昇していても、賃金の下落がそれを上回った場合には、賃金の下落幅に合わせて給付額が下がる。
2021年の時点では、物価変動率もマイナスだったが、しかしその後の円安、ウクライナ情勢によるエネルギー価格高騰で物価は上昇、2022年4月の消費者物価指数は去年の同じ月を2.1%上回った。
物価は上昇しているのに年金は減らされる。
物価上昇をすぐ年金に反映させることができないとはいえ、生活は厳しい。
介護施設では年金の収入だけで暮らしている高齢者も多い。
光熱費や食費にかかる費用が上がっていけば、施設側もそれまでの料金でやっていくのが難しくなる。
事務所からは電気代の節約、オムツの節約(オムツ代は施設持ち)をうるさく指摘される。
もちろん必要なオムツは使っていいが、無駄に使うな、小さなサイズのオムツ(値段が安い)で済む所を大きなサイズ(値段が高い)を使っていないか、しっかりチェックしろと言われる。
レクリエーションで使う品や行事で食べるケーキなども簡単には買ってもらえない。
経営者からしたら当たり前のことだが、それと同時に「質の高い介護」も要求される。
働く者にとっては、仕事の魅力と要求される仕事内容、それに見合った給料なのかどうか、そのバランスが難しい。
今月も20代の2年目介護員が1人辞めることになった。
基本給は16万円台。
夜勤もこなし、せっかく仕事にも慣れてきたのに残念だが、引き止めるだけの材料がこちらには無い。
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2021年の時点では、物価変動率もマイナスだったが、しかしその後の円安、ウクライナ情勢によるエネルギー価格高騰で物価は上昇、2022年4月の消費者物価指数は去年の同じ月を2.1%上回った。
物価は上昇しているのに年金は減らされる。
物価上昇をすぐ年金に反映させることができないとはいえ、生活は厳しい。
介護施設では年金の収入だけで暮らしている高齢者も多い。
光熱費や食費にかかる費用が上がっていけば、施設側もそれまでの料金でやっていくのが難しくなる。
事務所からは電気代の節約、オムツの節約(オムツ代は施設持ち)をうるさく指摘される。
もちろん必要なオムツは使っていいが、無駄に使うな、小さなサイズのオムツ(値段が安い)で済む所を大きなサイズ(値段が高い)を使っていないか、しっかりチェックしろと言われる。
レクリエーションで使う品や行事で食べるケーキなども簡単には買ってもらえない。
経営者からしたら当たり前のことだが、それと同時に「質の高い介護」も要求される。
働く者にとっては、仕事の魅力と要求される仕事内容、それに見合った給料なのかどうか、そのバランスが難しい。
今月も20代の2年目介護員が1人辞めることになった。
基本給は16万円台。
夜勤もこなし、せっかく仕事にも慣れてきたのに残念だが、引き止めるだけの材料がこちらには無い。
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