ミカタのシンプルスタイル

オシャレでも素敵でも無いけれど、何とか生きている50代男性の暮らし。

ケアマネ

12月とお正月の勤務表

ユニット型特養2023年12月の勤務表

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介護職12月のシフト

勤務日数 20日
早番  7回
日勤  2回
遅番  8回
夜勤  3回
入浴介助のある日10日
休日11日(うち夜勤明けが3日)

2024年1月
元日 夜勤
  2日 夜勤明け
  3日 休み
  4日 早番



2023年も残り1ヶ月になった。

毎年12月の勤務表は正月4日までシフトが決められて配られる。

来年、2024年(辰年)は夜勤スタートだ。

自分が働く特別養護老人ホームでは年末年始に家に帰る高齢者はほとんどいない。

介護をする介護員も当然年末年始だからといって休めない。

うち事業所の場合、昨年は年末年始(12月31日〜1月3日)の4日間に限り、特別手当として夜勤1回につき4,000円が支給された。

通常の夜勤手当ては1回6,000円なので、年末年始だけ夜勤1回1万円になる計算だ。


ケアマネや看護師の年末年始

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介護施設では介護員だけでなく、ケアマネージャーや生活相談員、栄養士や事務員なども働いている。

彼らは12月29日(金)〜1月3日(水)までの6日間が休みだ。

介護施設は年中無休で24時間体制だが、事務方はお盆休みもお正月休みも普通に取れる。

一方介護員と同じ様に年末年始もシフトに入るのが看護師だ。

うちのような100名前後の高齢者が暮らす特養の場合、年末年始でも看護師は最低2名は出勤する。

夜間は介護員だけになるが、看護師は「オンコール体制」といって、緊急時に対応できるよう夜間も誰かしらが当番として自宅待機しなければならない。

介護員からの連絡に電話で指示したり、夜間に緊急搬送となれば病院に駆けつけることもある。

年末年始も通常の勤務と何ら変わらない。

介護員や看護師が年末年始も出勤しているので、施設で暮らしている高齢者は普段と同じように生活できるが、事務方が休みだと電話対応や来客の対応までは手が回らないので、基本的にうちの施設では年末年始の家族の面会は断っている。

お正月で遠方から里帰りしておじいちゃんおばあちゃんに会いたい気持ちはわかるが、家族の面会は事務方が出勤してくる1月4日からだ。

他の施設では年末年始は面会できる組数(1日何組まで)を制限する所とか、逆に年末年始こそいつもより多くの面会を受け入れるという所もあるようで、年末年始の面会については施設によって様々だ。

自分の働いている施設(特別養護老人ホーム)の場合だと、介護員の数がギリギリ以下なので、万一誰かの家族が予約も無しに面会に来たら、転倒の危険のある高齢者から目を離して玄関まで行き来訪者に対応しなくてはならなくなる(看護師は自分達の仕事以外には動かない。普段から電話が鳴っても取らないくらいだ)

一般の人は「電話くらい出れるだろう」「お客の対応くらいできるだろう」と考えるかも知れないが、介護施設の介護員は本当に「その場から動けない」状況で毎日働いている。










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介護職の給料公開 2023年8月

特別養護老人ホームの給料

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(画像は家計簿アプリ「マネーフォワード」)

2023年8月の給料が振り込まれた。

特別養護老人ホーム、介護職 9年目、介護福祉士資格あり。

総支給額  29万2,699円
手取り   22万6,497円

残業1時間、夜勤4回、処遇改善手当 3万2,800円込み。

基本給、19万5,900円

資格手当、5,000円(介護福祉士)

夜勤手当、1回 6,000円


残業1時間は勤務時間後に職員会議に出席した分。

職員会議というのは、施設長、事務方、ケアマネ、看護師、栄養士、介護員など施設で働く多職種が集まり月に1回行う会議のことだ。

介護施設の営業成績である稼働率(施設の部屋がどれだけ埋まっているか)や、介護職員の人員配置基準に対する数字(どれだけ人が足りないか)などが資料としてして配られ、来月の予定などを申し合わせる(この日に出張が入ったので日程を変更したいなど)

正直一番下っ端の介護員はただ聞いているだけなので、毎回紙の資料を持ち帰るだけの業務だ。

「稼働率」「介護職員の人員不足」も現場の介護員にはどうしようもない。

「稼働率」は相談員の仕事だし「介護職員募集」は事務方の仕事なので、介護員が口を挟む余地はない。

しいて介護員が会議に出席する意義を考えるのなら「問題意識の共有」くらいのものだろうか。

ちなみに残業1時間の単価は1,811円だ。






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第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験の日程

介護福祉士国家試験の受験日発表

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介護業界で働くなら持っておきたい国家資格「介護福祉士」

2024年(令和6年)の1月に行われる第36回介護福祉士国家試験の詳細が発表された。

公益財団法人社会福祉振興・試験センターの試験概要によると、試験のスケジュールは例年通り。

大きな変更点はない。


受験申込書の受付期間
令和5年8月9日(水曜日)から9月8日(金曜日)まで

筆記試験 
令和6年1月28日(日曜日)

実技試験 
令和6年3月3日  (日曜日)

合格発表
令和6年3月25日(月曜日)


受験資格はすでに介護現場で働いている人の場合は、実務経験(3年以上介護等の業務に従事した経験)+実務者研修で受験できる。(この場合は実技試験免除)

受験資格は他に「養成施設ルート」「福祉系高校ルート」「経済連携協定(EPA)ルート」などいくつかあるので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターの受験資格取得ルート図で確認して欲しい。

受験するには受験申込み受付期間中に受験の受付をしておく必要がある。

必要書類を集めるのに時間がかかるので、早めに『受験の手引き』を取り寄せ準備しておこう。


介護福祉士国家試験受験までのスケジュール

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初めて受験申し込みをする場合

① 7月上旬〜
受験の申し込みに必要な、第36回介護福祉士国家試験『受験の手引』を、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに請求する。

請求方法は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページで7月上旬に開設される「受験の手引請求窓口」から請求するか、または郵便はがきで請求する。

『受験の手引』は、請求してから手元に届くまでには数日間かかる。また必要書類を集める時間も必要なので早めに手に入れておくこと。
(EPAルートで受験を申し込む場合はEPA用の『受験の手引』を取り寄せる必要がある)


② 7月中旬〜
『受験の手引』がヤマト運輸の宅配便で順次送られてくる。
その中の、受験申込書及び必要書類をそろえて返送。受験手数料の支払いなどもある(ちなみに第35回試験の手数料は1万8,380円)
受験申込書の受付期間は9月までだが、1日でも過ぎたらアウトなので必ず期限内に返送すること。
受付期間最終日の9月8日の消印まで有効。

③ 12月上旬〜
『受験票』が送られてくる。

④ 1月試験本番


介護福祉士国家試験の試験内容

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筆記試験の出題形式は基本5つの選択肢から正解を1つ選ぶ五肢択一で、出題数は125問。

1問1点で総得点125点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正された合格基準点という合格ラインが決められる。

前回の第35回試験の合格基準点は75点だった。

試験科目が11科目群に分けられており、それぞれの科目群で必ず得点しなければ合格できない

いくら総得点が高くても、ひとつでも得点できない科目群があるとその時点で不合格だ。

11科目群は以下の通り。

[1]    人間の尊厳と自立、介護の基本
[2]    人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
[3]    社会の理解
[4]    生活支援技術
[5]    介護過程
[6]    こころとからだのしくみ
[7]    発達と老化の理解
[8]    認知症の理解
[9]    障害の理解
[10]  医療的ケア
[11]  総合問題


《筆記試験の合格基準》
次の2つの条件を満たした者を筆記試験の合格者とする。
ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
イ アを満たした者のうち、試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。


11科目群でもっとも出題数の少ない科目群は「医療的ケア」の5問。

出題数が少ないのでここで5問間違えてしまうと不合格になってしまう。

また特養(特別養護老人ホーム)などの介護施設で働いている介護員にとって触れる機会が少なく鬼門となりやすいのが「生活支援技術」「幼児問題(発達と老化の理解)」だ。

洗濯記号や食中毒の原因菌、ズボンの裾上げの縫い方といった問題も過去には出題された。

幼児の発達や心理についての問題も出題頻度は高い。

過去問などの問題集でしっかりチェックしておこう。

ただ、介護福祉士国家試験は前回35回試験から試験範囲が追加されたり、試験問題の配分などに若干の変更が行われている。


過去記事
  ↓
介護福祉士国家試験の合格条件



変更された試験範囲にも対応しているという意味では、中央法規の「模擬問題集」の一番新しい版がおすすめだ。

介護保険制度や介護にまつわる社会問題などは日々変化している。

働きながら勉強している人は時間も無いと思うので、過去問と模擬問題集で1冊だけ選ぶとしたら「模擬問題集」の方をおすすめする。

自分が介護福祉士国家試験に合格した時は「受験の手引」を申請して受験申込書を8月に返送。それから「模擬問題集」を買って勉強を始めた。

結局買ったのはその1冊だけだったが、実質4ヶ月間の勉強で何とか合格できた。

実務者研修や介護現場で学んだ知識の応用で解けた問題も多かった。

第36回介護福祉士国家試験まではまだ半年以上ある。

今から勉強し始めても充分間に合う。

介護福祉士国家試験の受験を考えている人は参考にして欲しい。








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介護施設で活躍する古着たち

ユニット型特養11月の勤務表

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ユニット型特養、2022年11月の勤務表

勤務日数 18日+定期健康診断1日
早番  5回
日勤  4回
遅番  6回
夜勤  3回
入浴介助のある日 9日
休日11日(うち夜勤明けが 3日)

定期健康診断労働安全衛生法に基づくもの。

うちの事業所の場合は、いくつかある病院の中から職員が都合の良い病院を選んで受ける。

その日は健康診断だけで出勤の必要はない

費用は当日本人が立て替えなければならないが、後日領収書提出で事業所が払ってくれる。

あとは病院から送られてくる診断結果をコピーして提出。

健康診断3日前くらいから2回に分けての検便、当日朝の検尿があったり、前日夜から絶食して胃のX線検査(35歳以上)を受けなければならなかったりと、かなり面倒だ。


特養でのショートステイ

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先月までは家族が新型コロナウイルスに感染し休む職員がチラホラいたが、2022年11月1日現在、新型コロナ関連で休んでいる職員はゼロ。

コロナのおかげで利用を制限していたショートステイも、経営側が落ち込んだ稼働率を挽回すべくフル稼働している。

ショートステイ(短期入所生活介護)とは、要介護認定を受けている人が短期間特養を利用できる介護サービスで、食事や入浴、排せつ介助といった特養に入所している他の高齢者と同じ介護サービスが受けられる。

利用できる日数は要介護度により違うが最長30日(31日以降は全て利用者の自己負担)

ただし、ロングショート(ステイ)といって、30日以降も自治体が許可した場合は介護保険を使いながらショートステイを使い続けることも可能。

中には、30日利用し31日目の1日だけ自己負担、そこからまた30日利用するといった裏技的な使い方で介護保険を使いながらショートステイで入所し続けている人もいる。

本来は在宅介護をしていて、家で介護できない用事ができた時に一時的に利用したり、介護する人の介護負担軽減を目的に作られた制度だが、特養の順番待ち(入所待ち)に利用されるケースも増えている。

介護員の立場からいったら、ショートステイは面倒くさい

短期間で入れ替わり立ち替わり様々な支援が必要な高齢者が出たり入ったりすると、その都度、介護の方法も変わってくるし、入浴スケジュールを組み直したりする必要も出てくる(考えるのは現場の介護員)

新しい施設に慣れないうちは、事故の発生率も高くなるし、集団生活なので他の高齢者への影響もある。

じっくりその人と向き合って介護するためには時間がかかる

その人の性格や好みがわかってきた頃に利用期限が来てしまいさようならというケースが多い。

部屋が空いてショートから本格入所となってくれた方が、介護員としては助かるのだが、そう都合良くはいかないのが現実だ。


家族への購入依頼

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うちの施設では10月に布団を冬用に変え、寒くなって来たので利用者の衣類も徐々に厚手の物に変えてきた。

衣類の収納スペースには限りがあるので、服の多い利用者のご家族には夏物を持って帰ってもらい、冬物を持って来てもらう。

痛んできた物、サイズの変わった物についてはご家族に購入依頼をしなくてはならないが、すんなり買ってくれる家族もいれば、お金を使いたがらない家族もいる

経済状況や考え方は各家庭いろいろあるので、経済的に本当に苦しい家庭ももちろんあるが、入所している親が元警察官で年金もたくさんもらっていて、自分も高級車に乗っているのに下着一枚買うのにしぶる家族もいる。

そんな「依頼するときは要注意」と介護員に周知徹底されている家族に電話する時は緊張してしまう。

家族構成や緊急連絡先の書かれたアセスメントシートには、そんなケアマネや相談員、介護員が遭遇した「注意事項」がどんどん増えていく。

「お嫁さんとは仲が悪い」
「お金がない」(書き方!)
「お兄さんは非協力的。妹さんに相談」


などなど、主に家族関係のことだ。

兄妹で親の介護について考え方が違っていたり、「死んだ時だけ連絡して下さい」というご家族がいたり、内縁の妻が連絡先で実の家族とは連絡を取りたくない事情があったり。

特養では行政から「緊急性がある」と判断され措置入所という形で入ってくる高齢者もいる(虐待など)

生活保護を受給しながら特養で暮らしている人の場合、余裕が無いので衣類にあまりお金がかけられない場合もある。

家族の協力が難しい、そういう時は、古着のリサイクル、施設で亡くなった方の寄付された下着や洋服が活躍する。

初めて介護現場に入った時は、亡くなった人の下着を着ている人がいてビックリしたものだが、今は慣れてしまった。

着る物が無いからと裸でいるわけにはいかない。

背に腹はかえられないのだ。






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プロフィール

ミカタ

1970年岐阜県生まれ
特養で働く介護福祉士
団地暮らし

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「ミカタのシンプルスタイル」というブログを書いています。 元アニメーターで元ネットの古本屋で現在は介護福祉士。 50代、団地暮らし、ジムニー乗り。脳梗塞の後遺症と付き合いながら、何とか生きています。

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