特別養護老人ホームの給料
2023年10月の給料が振り込まれた。
特別養護老人ホーム、介護職 9年目、介護福祉士資格あり。
総支給額 28万4,527円
手取り 21万5,691円
残業1時間、夜勤3回、処遇改善手当 3万2,800円込み。
基本給、19万5,900円
資格手当、5,000円(介護福祉士)
夜勤手当、1回 6,000円
役職などには就いておらずただの一般介護員としての給料。
ちなみに自分が働いている施設の2023年の新卒者、介護職員の初任給実績は基本給で17万1,000円。
福祉系の大学及び介護系の専門学校を卒業している場合の基本給は17万6,700円だった。
第26回ケアマネ試験受験者数
2023年(令和5年)10月8日に第26回介護支援専門員実務研修受講試験、いわゆる「ケアマネ試験」が行われた。
ケアマネ(ケアマネージャー)試験は指定業務、例えば介護福祉士などだが、その業務を5年以上かつ900日以上経験していないと受験できない。
介護福祉士の試験を受けるのにも実務経験が3年以上必要(+実務者研修の受講)なので、ケアマネ試験を受けるには介護業界で8年以上実務を経験しなければならない、なかなかハードルが高い試験だ。
今年のケアマネ試験の受験者数は 5万6,532人。
前年より2千人ほど増加しているが、受験資格が厳格化された2018年以前の受験者数が13万人を超えていたことを考えると、その水準には遠く及ばない。
前回第25回試験の受験者数が 5万4,406人で合格者が約19%にあたる 1万0,328人だったことを考えると、今回も1万人前後が合格しそうだ。
ケアマネ不足は深刻
少子高齢化でどの産業も人手不足が深刻な日本だが、ケアマネの人材確保も難しくなっている。
東京都は今月10日に来年度の介護報酬改定をめぐり国への緊急提言を行った。
介護現場での人材を確保するためには2024年に行われる介護報酬改定での賃上げが必要と訴えるものだ。
役職などには就いておらずただの一般介護員としての給料。
ちなみに自分が働いている施設の2023年の新卒者、介護職員の初任給実績は基本給で17万1,000円。
福祉系の大学及び介護系の専門学校を卒業している場合の基本給は17万6,700円だった。
第26回ケアマネ試験受験者数
2023年(令和5年)10月8日に第26回介護支援専門員実務研修受講試験、いわゆる「ケアマネ試験」が行われた。
ケアマネ(ケアマネージャー)試験は指定業務、例えば介護福祉士などだが、その業務を5年以上かつ900日以上経験していないと受験できない。
介護福祉士の試験を受けるのにも実務経験が3年以上必要(+実務者研修の受講)なので、ケアマネ試験を受けるには介護業界で8年以上実務を経験しなければならない、なかなかハードルが高い試験だ。
今年のケアマネ試験の受験者数は 5万6,532人。
前年より2千人ほど増加しているが、受験資格が厳格化された2018年以前の受験者数が13万人を超えていたことを考えると、その水準には遠く及ばない。
前回第25回試験の受験者数が 5万4,406人で合格者が約19%にあたる 1万0,328人だったことを考えると、今回も1万人前後が合格しそうだ。
ケアマネ不足は深刻
少子高齢化でどの産業も人手不足が深刻な日本だが、ケアマネの人材確保も難しくなっている。
東京都は今月10日に来年度の介護報酬改定をめぐり国への緊急提言を行った。
介護現場での人材を確保するためには2024年に行われる介護報酬改定での賃上げが必要と訴えるものだ。
「他業種で賃上げの気運が高まるなか、介護現場では人材流出の恐れが現実的になってきている」
特にケアマネについては専門的な資格を持っているにもかかわらず、都内の平均月給の上昇が去年までの10年間で約9,000円にとどまっているとして、ケアマネの処遇改善を求めている。
ケアマネの高齢化も深刻だ。
介護労働安定センターによると調査(2022年令和4年度介護労働実態調査)した事業所でケアマネとして働いている人の平均年齢は53歳。
そのうち25.5%のケアマネジャーが60歳以上で、65歳以上のケアマネも12.3%いるという結果だった。
同じく介護労働安定センターの調査によると、勤続2年以上のケアマネの平均年収は約394万円。
勤続2年以上の介護職員の平均年収は約357万円とその差は37万円。
これを見る限り決してケアマネが介護職より高待遇とは言いづらい。
しかもケアマネ資格は5年ごとに更新研修を受けなければならず、時間も費用も介護職より余計にかかる。
自分は介護現場で介護職として働いている身だが、正直ケアマネになりたいとは思わない。
現場に入る前(初任者研修で介護について勉強している時)は介護福祉士を取って将来はケアマネになるのが介護職の出世コースなのかなと思っていたが、いざ働いてみたら全然そんなことは無かった。
介護職の上司がケアマネというわけではなく、むしろ接点は薄い(施設ケアマネの場合)
またケアマネになったからといって年収がグンと増えるわけではなく、むしろ責任がグンと増えて家族との調整や書類仕事に忙殺されている(ように見える)
さらにマイナンバーカードの申請やら何やら国からも施設からもあれもこれもとケアマネに押し付けられている印象だ。
高齢者の支援方法を考えケアプランを作る仕事としてのやりがいも想像できるが、プライベートの時間まで侵食されそうで自分には向いていない。
個人的な向き不向きを別にしても、客観的に見てケアマネは資格習得にかかる時間の長さ(最短8年)、更新研修という費用と時間の負担、仕事量と責任の重さに報酬が合っていない。
今回のケアマネ試験も自分が働く施設から受験した介護員はゼロだった(自分も含め受験資格を持つ介護員は何名もいるにも関わらず)
このままケアマネの成り手が減っていけば、いずれ介護が受けたくても受けられない「介護難民」が続出する未来しか見えない。
2023年の8月に総理官邸で行われた「令和5年度介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰」の表彰式で日本の岸田文雄総理大臣はこう述べている。
「我が国では、介護サービスの需要が高まる一方、生産年齢人口は急速に減少していくことが見込まれ、介護人材の確保が喫緊の課題となっています。(中略)政府としては、介護人材確保の取組を積極的に進めてまいりたいと考えております」
2024年に行われる介護報酬改定でどんな方針が打ち出されるのか・・・
政府の取組みとやらに期待するしかない。
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