介護職は不規則な生活
早番勤務が終わって17時に帰宅。
洗濯して夕飯作って、食後に少し横になったらそのまま寝落ちして、目覚めたら午前2時。
体内時計狂いまくり。寝ても疲れが取れていない。
世間は勤労感謝の日を含む三連休だが、介護職に連休など関係ない。
日勤、早番、早番、と三日とも勤務だったし、次の日は遅番で四連勤だ。
早番の時は4時に起きて5時半に家を出る。
日勤の時は5時半に起きて7時に出勤。
遅番の時は7時〜8時に起きて、家事を片付け、10時頃に家を出てスーパーで買い物してから職場に向かう。
夜勤の時は20時に家を出て、買い物したり本屋に寄ったりして、21時30分には出勤している。
早番は15時半まで勤務。
遅番は数パターンあって、20時半か、22時まで。
夜勤が終わるのは朝の6時半だ。
しかし、
仕事が時間通りに終わることはほとんどない。
職場では認知症で昼夜逆転、夜間徘徊、頻尿や妄想でなかなか寝ない老人に振り回されているが、規則正しい生活を介護職員自身が送れていない。
休みでも早番の起きる時間には目がさめるし、夜勤明けの帰りの車の中で眠気に襲われることもある。
次の日が早番だからといってもなかなか早く寝ることができないし、夜勤前日はつい夜更かししてしまう。
毎日同じような時間に寝て、同じような時間に起きる、そんな生活とは無縁の職業だ。
お昼休みすらまちまち
お昼は高齢者の食事介助で忙しい時間帯だ。
介護職員自身のお昼休憩はどうしてもその前後になる。
早番は11時からと13時からの2パターン。
日勤は12時半から。
遅番は11時と13時に出勤なので、その前に自分のお昼は食べてくるという前提で、休憩は15時半からと16時半からの2パターン。この休憩時間に夕飯を食べる。この後22時まで働かなくてはならないからだ。
しかし実際は11時出勤で通勤時間に1時間かかれば、お昼は10時には済ませておかなければならない。
朝食を食べてそんなすぐにお昼は食べられない。
自分は朝食を8時くらいに食べて、15時半〜16時半に遅い昼食、仕事終わりの21時〜23時頃に軽く夕食を食べたり食べなかったりだ。
とても健康にいいとは思えない。
夜勤は休憩時間に夜食を食べる感じだが、そもそも交代要員はいないので、仕事の合間に時間をみつけて休憩を取れという無茶な設定になっている。
もちろん高齢者が休憩中だからといって待ってくれるわけはない。
テレビで紹介される
うちの施設がテレビの情報番組のいちコーナーで紹介されたことがある。もちろん「魅力ある職場」として好意的な紹介のされ方だった。
番組の中で、見たこともない最新式の介護ベッドや、介護ロボットが紹介されていた。介護員の負担も少なく、高齢者にも優しい介護を実践していますという紹介だ。
後で聞くと、一週間だけレンタルしてきたのだという。
最新式の介護ベッドなんてめったに触れないので、放送の次の日、せっかくだから見せてもらおうと思ったら、ベッドはもう返却されていて、触ったのはごく一部の人たちだけだった。現場の介護員にはその存在さえも教えてもらえなかった。
「あれは詐欺だよね」「施設のベッドが全部あれだと思われそう」と放送を見た介護員の声も聞こえたが、自分は特に驚かなかった。世の中とはそんなものだ。
もちろんテレビでは、勤務時間や休憩時間、給料について語られることはなかった。
新入職員が定着せず、人手不足に悩む事業所が宣伝のために考えたのだろうが、ありもしないサービスで人を集めても、現実を見てガッカリするだけだ。
そういうことを昔から「羊頭を掲げて狗肉を売る」という。「狗肉」とは犬の肉の意味だ。
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早番勤務が終わって17時に帰宅。
洗濯して夕飯作って、食後に少し横になったらそのまま寝落ちして、目覚めたら午前2時。
体内時計狂いまくり。寝ても疲れが取れていない。
世間は勤労感謝の日を含む三連休だが、介護職に連休など関係ない。
日勤、早番、早番、と三日とも勤務だったし、次の日は遅番で四連勤だ。
早番の時は4時に起きて5時半に家を出る。
日勤の時は5時半に起きて7時に出勤。
遅番の時は7時〜8時に起きて、家事を片付け、10時頃に家を出てスーパーで買い物してから職場に向かう。
夜勤の時は20時に家を出て、買い物したり本屋に寄ったりして、21時30分には出勤している。
早番は15時半まで勤務。
遅番は数パターンあって、20時半か、22時まで。
夜勤が終わるのは朝の6時半だ。
しかし、
仕事が時間通りに終わることはほとんどない。
職場では認知症で昼夜逆転、夜間徘徊、頻尿や妄想でなかなか寝ない老人に振り回されているが、規則正しい生活を介護職員自身が送れていない。
休みでも早番の起きる時間には目がさめるし、夜勤明けの帰りの車の中で眠気に襲われることもある。
次の日が早番だからといってもなかなか早く寝ることができないし、夜勤前日はつい夜更かししてしまう。
毎日同じような時間に寝て、同じような時間に起きる、そんな生活とは無縁の職業だ。
お昼休みすらまちまち
お昼は高齢者の食事介助で忙しい時間帯だ。
介護職員自身のお昼休憩はどうしてもその前後になる。
早番は11時からと13時からの2パターン。
日勤は12時半から。
遅番は11時と13時に出勤なので、その前に自分のお昼は食べてくるという前提で、休憩は15時半からと16時半からの2パターン。この休憩時間に夕飯を食べる。この後22時まで働かなくてはならないからだ。
しかし実際は11時出勤で通勤時間に1時間かかれば、お昼は10時には済ませておかなければならない。
朝食を食べてそんなすぐにお昼は食べられない。
自分は朝食を8時くらいに食べて、15時半〜16時半に遅い昼食、仕事終わりの21時〜23時頃に軽く夕食を食べたり食べなかったりだ。
とても健康にいいとは思えない。
夜勤は休憩時間に夜食を食べる感じだが、そもそも交代要員はいないので、仕事の合間に時間をみつけて休憩を取れという無茶な設定になっている。
もちろん高齢者が休憩中だからといって待ってくれるわけはない。
テレビで紹介される
うちの施設がテレビの情報番組のいちコーナーで紹介されたことがある。もちろん「魅力ある職場」として好意的な紹介のされ方だった。
番組の中で、見たこともない最新式の介護ベッドや、介護ロボットが紹介されていた。介護員の負担も少なく、高齢者にも優しい介護を実践していますという紹介だ。
後で聞くと、一週間だけレンタルしてきたのだという。
最新式の介護ベッドなんてめったに触れないので、放送の次の日、せっかくだから見せてもらおうと思ったら、ベッドはもう返却されていて、触ったのはごく一部の人たちだけだった。現場の介護員にはその存在さえも教えてもらえなかった。
「あれは詐欺だよね」「施設のベッドが全部あれだと思われそう」と放送を見た介護員の声も聞こえたが、自分は特に驚かなかった。世の中とはそんなものだ。
もちろんテレビでは、勤務時間や休憩時間、給料について語られることはなかった。
新入職員が定着せず、人手不足に悩む事業所が宣伝のために考えたのだろうが、ありもしないサービスで人を集めても、現実を見てガッカリするだけだ。
そういうことを昔から「羊頭を掲げて狗肉を売る」という。「狗肉」とは犬の肉の意味だ。
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